こんにちは。北部東圏域(長島地区・大和地区・深谷地区)担当生活支援コーディネーターの小柳です。
令和2年6月8日(月)、長島町の「大島ふれあいサロン」へ訪問してきました。ここでは毎年この時期にお地蔵さんの飾り作りを地区内の高齢者が集まって行っています。もともとこの伝統的なお地蔵さんの飾り作りをもう少し若い世代に継承していくための機会を自治会が提供したことがきっかけの集まりですが、多くの住民が集まり楽しく時間を過ごすことができるため、平成29年度から「大島ふれあいサロン」として毎週月曜日に開催されています。
こちらの通いの場も新型コロナウイルス感染症拡大の影響で5月中旬まで活動を休止していましたが、感染の縮小に伴い活動を再開しました。しかし、長い自粛期間の影響もあってか参加者の中には足腰が弱り、会場の段差を超えるのに苦労され、仲間の助けを必要とする方も散見されたとのことです。北部東地域包括支援センターが高齢者の総合相談・介護予防の活動の中でこの話をキャッチし、参加者の方の健康維持や介護予防、通いの場支援を提案し、市役所保健医療課・生活支援コーディネーターと協力して今回の「フレイルチェック」の場に至りました。
裏口兼トイレの通用口です。「何かできることを」と自治会長さんがすのこを置いて、参加者の会場への出入りやトイレへの移動の負担を減らす工夫がされています。
市の保健師さんがフレイルについてのお話をされました。皆さん、手を動かしながらも関心をもって聞いておられました。
「フレイルの特徴は早めに対応すると元に戻ることができること!」。ふむふむ、そのための運動が重要なんですね。
まずはふくらはぎの太さをチェックしてみましょう。運動不足・フレイルの兆候はふくらはぎが細くなっていること。両手でつかんでみましょう。皆さんのふくらはぎはどうでしょうか!?
地域包括支援センターの職員も丁寧なコミュニケーションをはかりながらふくらはぎのチェックのお手伝いをしています。
新型コロナウイルス感染症対策もバッチリされています。
今回使用したフレイルチェック表。市の保健医療課の方が準備していただきました。
いざ、フレイルチェック!さて、自分はどうかな~と皆さん、専門職に質問しながら真剣に取り組んでいます。
フレイルチェックの結果はどうだったでしょうか?結果をもとに保健師さん、理学療法士さんからもアドバイスのお話がありました。
高齢の方が多く、激しい運動は難しい環境ではありますが、いつまでもお元気でサロンに通っていただくために、少しでも運動を取り入れてもらえたらと思っています。
桑名市では地域包括支援センター圏域ごとに市・地域包括支援センター・生活支援コーディネーターが集まり地域課題について話し合ったり、解決に向けたプロジェクトを立てて動くことができる会議を設けています。今回のフレイルチェック後にも集まった専門職で「大島ふれあいサロン」に合った運動を取り入れてもらうためにはどういったはたらきかけが必要かを話しました。今後の圏域会議の課題として、知恵を出し合い、住民さんと協力しながら取り組んでいきたいと思います。
また、段差の解消や通いの場を少しでも運営しやすくするための備品購入について補助を受けられる「通いの場」登録についても説明をさせていただいたところ、早速自治会長さんが登録の申請をしていただきました。備品の購入も検討されており、制度や社会資源もうまく活用しながら、末永くこの大島ふれあいサロンが続き、住民の健康と伝統を守っていただきたいなと改めて思いました。
大島(おおじま)ふれあいサロン
場所:大島集会所
開催日:毎週月曜日
時 間:10:00~
対象:大島地区にお住いの方
参加費:無料
代 表:友田恵美子さん
詳しくはこちらをクリック!※長島地区は「桑名市北部東地域包括支援センター」の圏域となります。
別添チラシ・「北部東包括だより」もご覧ください。
桑名市北部東地域包括支援センター(チラシ)
北部東包括だより第10号
社会福祉法人 桑名市社会福祉協議会 長島支所 長島企画推進係
電話: 0594-42-2110
ファックス: 0594-42-2613
電話番号のかけ間違いにご注意ください!